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現役大学院生さばしろが伝授!理科年表の楽しみ方

第1回 さばしろが伝授!『理科年表』のすごいところ


現役の大学院生でありながら、TwitterやInstagramなどのSNSで、地学の楽しさをイラストを交えて発信しているさばしろさん(@sabashiro_art)。

そんな地学徒であるさばしろさんに『理科年表』の楽しみ方やあれこれを綴ってもらうプチ連載企画の第1回目。『理科年表』誕生のひみつを知ってしまったさばしろさんは…


 

 

はじめまして、さばしろです!大学で地球科学の研究をしながら、地学のたのしさを伝える活動をしています~。

突然ですがクイズです。ヒントは「すごく寒~~~いところ」。

 

 

実は、地学オタクなら思わずニコニコしてしまうような、「激アツな理由」があるのです。

答えは、最後にお伝えするのでじっくり考えていてくださいね!

理科年表は、国立天文台が編纂・発行をしています。初版は1925年(大正14年)。ほとんど100年前~!!それだけでもうすごい。関東大震災のあと、当時の天文台が移転する際に「天体の位置や日食・月食の予報などをまとめた『天体暦』をつくろう!」という計画が立ち上がりました。さらに気象、物理、化学、地学分野のデータもカバーして、『理科年表』は誕生したのです。

理科年表は南極にも行っています。あれ・・・?ヒントの「すごく寒~~~いところ」はもしかして・・・・・。そうです、南極です。じつは理科年表は、南極観測隊の必携品として毎年使われています。タロとジロの南極物語でも有名な、南極観測船「宗谷」は当時11月に出航していました。『理科年表』もそれに合わせて、11月に発行されていたのです。

『理科年表』が、日本からず~と離れた南極大陸にまで旅をしていたとは、ロマンですね・・・。

 

 

『理科年表 2023』

国立天文台 編 丸善出版 発行

2022年11月発売 定価:1,650円

※2024年版は、2023年11月発売予定

 

 


さばしろ(@sabashiro_art

地学への愛を伝える人、大学院生。地学、大学院生をテーマにしたイラストを描いたり、化石や岩石標本をつかった小学生向けワークショップの開催、高校への出前授業等など、地学の面白さを伝えるべく活動中。

https://sabashiro.com/


 

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