理科年表オフィシャルサイト

もっと身近にサイエンスを      国立天文台 編

MENU

プレイバック理科年表

第15回 理科年表にカラーの折り込み図?

 

 
理科年表は原則1色刷りだが、かつてカラー刷りの図が掲載された時期があった。気象部に「天氣豫報及ビ暴風警報信號」というカラー図が初めて掲載されたのが、第6冊目となる「昭和5年版」(その後、「昭和18年版」まで掲載された)。この図は気象信号標識と呼ばれ、天気予報や注意報、警報などを示した形象標識の一覧である。「風向の予報を表す三角旗、天気の予報を表す方旗及び寒暖の変化の予報を表す長三角旗の三種」の旗を組み合わせて、その日の天気予報を旗竿に吊るし、市民に知らせていたそうである。「天氣ノ旗」を見てみると、晴れは白で、曇りが赤、雪は緑となっているが、色分けを理解していないと間違えてしまいそう(晴れが赤、曇りが白のほうがイメージしやすいかも?)。折しも昨年2025年は、気象庁の前身である東京気象台が気象業務を開始してから150周年であり、その間、予報技術は格段に進歩し、いまやスマホのアプリから数分後のゲリラ雷雨の発生までわかるようになった。小学生の頃、私が通っていた小学校ではプールに入れる日は青旗、入れない日は赤旗が掲げられたので、今日は何色の旗が上がるのか一喜一憂した記憶を思い出した。いまも天気予報の旗が上がったら楽しいかも。

タグ

バックナンバー

閉じる